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Power Query エディターとは?画面構成から基本機能まで完全ガイド

Power Query エディターとは?画面構成から基本機能まで完全ガイド Power Query基礎
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「毎月同じデータ加工作業を繰り返していて時間がかかる」「複数のExcelファイルを手作業で統合するのが大変」そんな悩みを抱えていませんか?

Power Query エディターを使えば、これらの作業を自動化し、大幅な時間短縮が可能です。本記事では、Power Query エディターの画面構成から基本機能まで、初心者の方にも分かりやすく解説します。データ加工業務を効率化したい方は、ぜひ最後までお読みください。

本記事のExcelは次のバージョンを使用しています。
Microsoft® Excel® for Microsoft 365 MSO (バージョン 2601 ビルド 16.0.19628.20132) 64 ビット

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Power Query エディターとは何か

Power Query エディターの役割

Power Query エディターは、データの取得・変換・整形を行うための専用ツールです。ExcelやPower BIに搭載されており、複雑なデータ加工作業を効率的に行えます。

料理に例えるなら、Power Query エディターは「食材の下ごしらえをする場所」です。野菜を洗ったり、皮をむいたり、切ったりする工程を、再現可能な手順として記録できます。一度手順を作れば、次回からは材料(データ)を入れ替えるだけで、同じ下ごしらえが自動的に完了します。

このツールはETL(Extract, Transform, Load)ツールとも呼ばれ、以下の3つの処理を担当します:

  • Extract(抽出): さまざまなデータソースからデータを取得
  • Transform(変換): データの加工・整形・クレンジング
  • Load(読み込み): 加工済みデータをワークシートやデータモデルに出力

ExcelやPower BIでの位置づけ

通常のExcel操作では、セルに直接関数を入力したり、手作業でデータを編集したりします。しかし、この方法には以下のような課題があります。

  • 操作手順が記録されないため、再現性がない
  • 元データを直接変更してしまうリスクがある
  • 複数ファイルの統合など、複雑な作業が困難

一方、Power Query エディターを使うと、すべての操作が「ステップ」として自動記録されます。これにより、元データを一切変更せず、安全にデータ加工ができます。また、データソースが更新された際も、ワンクリックで同じ加工処理を適用できます。

以下のような場面でPower Query エディターの活用をお勧めします。

  • 毎週・毎月、同じ形式のデータを加工する必要がある
  • 複数のExcelファイルやCSVファイルを統合したい
  • Webサイトやデータベースから定期的にデータを取得したい
  • セル結合や不規則なフォーマットのデータを整形したい

参考:Power Queryとは

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Power Query エディターの起動方法

Excelでの起動方法

ExcelでPower Queryエディターを起動する方法は次の手順です。

「ホーム」タブー「データの取得」ー「Power Query エディターの起動」をクリックします。

また、ショートカットキーAlt+F12でもPower Queryエディターが起動します。

既存クエリから立ち上げる場合は、「データ」タブー「クエリと接続」をクリックし、既存クエリを右クリックー「編集」をクリックします。

Power BIでの起動方法

Power BI DesktopでPower Queryエディターを起動する方法は次の手順です。

「ホーム」タブー「データの変換」をクリックします。

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Power Query エディターの画面構成

Power Query エディターを開くと、一見複雑に見える画面が表示されます。しかし、5つの主要エリアを理解すれば、スムーズに操作できるようになります。

画面は以下の5つのエリアで構成されています:

  1. リボン(画面上部):操作メニュー
  2. クエリウィンドウ(左側):クエリ一覧
  3. データプレビュー(中央):データの表示エリア
  4. クエリ設定(右側):プロパティと適用したステップ
  5. 数式バー(データプレビューの上部):M言語コードの表示

①リボン(画面上部)

Excelと同様、画面上部にはタブ形式のリボンがあります。主要なタブは以下の通りです:

  • ホームタブ: データの読み込み、列の削除、行のフィルターなど、基本操作
  • 変換タブ: データ型の変更、テキスト操作、数値の丸めなど
  • 列の追加タブ: 新しい列の作成、条件列、カスタム列など
  • 表示タブ: 画面表示の設定、詳細エディターの起動

②クエリウィンドウ(左側)

作成したクエリの一覧が表示されます。複数のクエリを管理する際に使用します。クエリ名を右クリックすることで、名前の変更、複製、削除などが可能です。

③データプレビュー(中央)

現在のクエリのデータがテーブル形式で表示されます。ここで実際のデータを確認しながら、変換操作を行います。注意点として、表示されるのは上位1000行のサンプルであり、全データではありません。

④クエリ設定(右側)

このパネルには2つの重要な情報が表示されます:

  • プロパティ: クエリ名の表示・変更
  • 適用したステップ: これまでに実行した操作の履歴(後述)

⑤数式バー(データプレビューの上部)

選択したステップのM言語コードが表示されます。高度な編集を行う際に使用しますが、初心者の方は最初は気にしなくて問題ありません。

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初心者が最初に覚えるべき3つのタブ

Power Query エディターには多くの機能がありますが、まずは以下の3つのタブとオートフィルターの操作を覚えましょう。最初は次の機能だけでも十分です:

ホームタブ:

変換タブ:

列の追加タブ:

オートフィルター:

参考:Power Query エディターの使用

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「適用したステップ」の仕組みと重要性

Power Query エディターの最も重要な機能が、「適用したステップ」です。これは、右側のクエリ設定パネルに表示される操作履歴のことです。

ステップとは何か

Power Query エディターでは、リボンのボタンをクリックするなど、GUI操作を行うたびに、その操作が自動的に「ステップ」として記録されます。

例えば、以下の操作を行ったとします。

  1. Excelファイルを読み込む → ステップ:「ソース」
  2. 読み込んだExcelファイルから売上明細テーブルを参照 → ステップ:「ナビゲーション」
  3. データ型を変更 → ステップ:「変更された型」

これらの操作は、内部的にM言語というプログラミング言語に自動変換され、記録されます。つまり、GUI操作をするだけでコードが自動生成される仕組みです。

この仕組みにより、以下のメリットが得られます:

  • 再現性: 同じ手順を何度でも実行可能
  • 透明性: どんな加工をしたか、後から確認可能
  • 修正の容易さ: 特定のステップだけを削除・編集可能

ステップの確認と編集

「適用したステップ」の各ステップ名をクリックすると、その時点でのデータプレビューが表示されます。これにより、各操作がデータにどう影響したかを確認できます。

ステップの削除方法:

ステップ名の左側にある「×」マークをクリックすると、そのステップを削除できます。ただし、注意点があります:

  • 削除したいステップより後のステップが、削除対象のステップに依存している場合、エラーが発生する可能性があります
  • 例:「列Aを削除」した後に「列Aでフィルター」というステップがある場合、前者を削除すると後者がエラーになります
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Power Queryで作ったクエリを分かりやすく整理する

実務でPower Queryを使い込むと、クエリ数が増えていきます。また、クエリごとに記録された「適用したステップ」も増えていき、どんな処理をしているのか分かりにくくなります

対策として次の6つがあります。

  1. クエリの名前を分かりやすい名前に変更する
  2. ステップ名を分かりやすい名前に変更して説明を入れる
  3. 詳細エディターからステップに説明を入れる
  4. 不要なステップを削除する
  5. クエリをグループ化する
  6. 命名規則を作る

上記を怠ると引継ぎに手間取ったり、修正が困難になりやすいです。また、自分が作ったものでも内容を忘れていたりもするので、後で見返して分かりやすくすることを心がけましょう。

具体的な方法は次の記事で解説しています。

参考:適用されたステップのリストを使用する方法

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まとめ

Power Query エディターは、データ加工業務を効率化できる強力なツールです。本記事で解説した内容をまとめます:

Power Query エディターで得られる3つのメリット:

  1. 作業の自動化: 一度手順を作れば、データ更新時も同じ処理を自動適用
  2. 再現性と透明性: すべての操作が「ステップ」として記録され、後から確認・修正が可能
  3. 元データの保護: 元ファイルを変更せず、安全にデータ加工

まずは本記事で紹介した基本操作を実際のデータで試してみてください。最初は単純な操作から始め、徐々に複雑な処理に挑戦していくことをお勧めします。

Power Query エディターをマスターすれば、月末の集計作業が数時間から数分に短縮されるなど、目に見える効果が得られるはずです。ぜひ積極的に活用してください。

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プロフィール
たがみ

IT業界20年程度のシステムエンジニアです。
構築したシステムのデータ検証をExcelで実施することが多く、検証作業の効率化を模索しているときにPower Queryと出会いました。
Excel業務効率化の手助けになればと当ブログを開設しました。
今ではデータ分析でPower BIを活用しており、Power BI、Excelの両方でPower Queryを活用しています。

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