Power Queryエディタで作成したクエリを他のExcelファイルで活用したい場合、「クエリと接続」から簡単に他のExcelファイルやPower BIファイルにコピーできます。
Excelでは「コピー＆ペーストする」方法と「ファイルにエクスポート＆インポートする」2種類の方法があります。
Power BI Desktopでは「コピー＆ペーストする」方法があります。
この記事でやり方を紹介します。
Excelの場合
コピー＆ペーストで移行する
「データ」タブを開き、「クエリと接続」をクリックします。コピーしたいクエリを右クリックし、「コピー」をクリックします。
移行したいExcelファイルを開き、「クエリと接続」の空白部分を右クリックし、「貼り付け」をクリックします。
クエリがコピーできました。
Power Queryエディタを開いても、同じクエリであることが確認できます。
コピーしたクエリをテキストエディタに貼り付けると、クエリのソースコードが貼り付きます。テキストファイルとして保存しておいて、ソースコードを共有することもできます。
エクスポート＆インポートで移行する
「データ」タブを開き、「クエリと接続」をクリックします。コピーしたいクエリを右クリックし、「接続ファイルのエクスポート」をクリックします。
エクスポートするファイル名は必要に応じて変更し、「保存」をクリックします。保存するフォルダも必要に応じて変更してください。「ドキュメント\My Data Sources」に保存すると、インポートするさいに「このコンピューター上の接続ファイル」に表示されます。
クエリを移行したいExcelファイルの「データ」タブを開き、「既存の接続」をクリックします。
「ドキュメント\My Data Sources」にエクスポートした場合、「このコンピューター上の接続ファイル」に表示されます。接続ファイルをクリックし、「開く」をクリックします。
「OK」をクリックします。クエリで取得したデータをシートに表示する必要がなければ、「テーブル」ではなく「接続の作成のみ」を選んだほうが良いです。
クエリがコピーできました。
エクスポートしたodcファイルをExcelで開く
先程はエクスポートしたodcファイルをインポートする方法について解説しました。
Excelを立ち上げた状態でのインポートでしたが、Excelを立ち上げずにインポートする方法があります。
odcファイルを右クリックして「Excelで開く」をクリックします。
セキュリティに関する通知がポップアップされます。「有効にする」をクリックします。
Excelが立ち上がり、クエリが読み込まれます。
「データ」タブを開き、「クエリと接続」をクリックすると、クエリがインポートされていることが確認できます。
Power BI Desktopの場合
そもそもPower BI Desktopがなんだ？という方は次の記事に概要とインストール方法を記載しています。
コピー＆ペーストで移行する
Power Queryエディタを開き、「ホーム」タブを開きます。
コピーしたいクエリを右クリックし、「コピー」をクリックします。
クエリを右クリックし、「貼り付け」をクリックします。
クエリがコピーできました。
コピーしたクエリをテキストエディタに貼り付けると、クエリのソースコードが貼り付きます。先述のExcelと同様に、テキストファイルとして保存しておいて、ソースコードを共有することもできます。
